12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
読書好き(中毒?)で速読を得意とする私が、読み終わるのに12時間もかけたのがこの本。
「グラッサー博士の選択理論~幸せな人間関係を築くために~」です。
写真ではわかりにくいですが、そーとー分厚い本です。しかも内容がはんぱでなく濃い!
最初の2~3ページを読んでつまらなかったらすぐに挫折しようと思って読み始めたのですが、今の私の心境とニーズにタイムリーにヒット♪♪いつもの速読をやめてじっくり考えながら読みました。
著者のグラッサー博士は、米国カリフォルニア州在住の精神科医です。
博士は、これまで過去の出来事に治療の焦点を当てていた伝統的な心理学に疑問をもち、これに変わる新しい心理学、リアリティセラピー(現実療法)を提唱されています。現実療法の特徴の一つは、過去ではなく現実に焦点を合わせることです。
ここでは、この世にあるほとんどすべての不幸の源は、不満足な現在の人間関係に関係していると定義しています。そしてこの新しい心理学を用いれば、全世界に共通な人間関係の不満足な流れを変えることができると主張しています。個々の人間関係が改善されれば、社会状況さえ改善されていくことが、学校や地域を取り込んだプロジェクトの中で結果として現れているのが驚きでした。
私はヒプノセラピストでもあります。
クライアントが抱える問題の根本原因を探るため、催眠療法を用いますが、過去を知っただけでは問題の解決にはつながらないと以前から考えていました。
カウンセリングにおいて、現実にどう対処していくかをクライアントと一緒に考え、クライアントがそれを受け入れた段階ではじめてセッションは意義をなす、というのが私の信条でした。
つまり無意識にカウンセリング時に現実療法を使っていたわけです。
ただ、まだまだ現実療法は奥が深そう・・・。
これからもっともっと勉強して活動できるようになりたいな、と思っています。
最後に、この現実療法を適切に用いれば、子どもや女性、動物など弱者への虐待を未然に防ぐことが可能らしいのです。
虐待を行う人間にはその人なりの不幸があり、暴力を快楽を得る方法として選ぶそんな不幸な人たちを減らしていくことが、私が望む「誰もが幸せな社会」をつくる最善の道なのかもしれません。
今宵の話題は「本」。
手元に本がないと不安を感じる活字中毒の私が最近はまっているのが
「神との対話」シリーズ。
今から10年ほど前に世界的ベストセラーになった本なので、すでにお
読みになった方も多いのではないでしょうか?私も以前から興味をもって
いたのですが、何かタイミングが合わなくて読む機会を逸してきました。
それが今年になり、ふと「今が読み時!」と思う瞬間があって一気に読破
しました。
このシリーズは、作者であるウォルシュ氏と、世の憤りを神への手紙にぶ
つけた彼に突然降りてきた神意識とが約3年の月日をかけて手紙を通して
質疑応答を繰り返し、その対話をまとめたものとなっています。
読み始めた最初は「よくあるチャネリング本かな?」という疑惑が拭いきれ
ず、あまり真剣に読んではいませんでした。
ウォルシュ氏のバックグラウンドがキリスト教であるため、今ひとつ原罪など
にとらわれるクリスチャン特有の精神生理になじめなかったからかもしれま
せん。
それでも読み進むうちに「これはすごい本かもしれない!」と思えるようになっ
てきました。なぜなら「この本に書かれてあるとおり」であるなら、全ての疑問
が解消されるからです。
「どうして神は人間をこのように不完全なものにおつくりになったのか?」
「生きること、死ぬことにどのような意味がある?」
「望んでも得られないのはなぜか?」・・・などなど。
この本の中には私が思う「意味のあること」が存在していました。
私の中にあった「宗教・哲学・歴史の観念」が音を立てて崩れていきましたけど、
今はそれでよかったと思っています。
(ネネちゃんはこの本をお気に入りの枕にしてます(^^ゞ)