先日、新聞を読んでいて気になるエッセイがありました。
作家の森 絵都さんが掲載されている「君と一緒に生きよう」という連載エッセイです。
犬や猫などのペットとの触れ合いがつれづれに描かれるエッセイなのですが、今回のテーマは「ブリーダー崩壊」という重い内容でした。
2006年8月、三重県で起きたブリーダー崩壊に伴い行き場を失った53頭の犬。
エッセイでは、その犬たちのその後について報告されていましたが、読みながら私が気になったのは佐賀でも最近起きた「ブリーダー崩壊」とそこで飼われていた犬たちのその後でした。
ふと、三重県の事件で犬たちのレスキュー活動に従事された保護団体「wan life」のHPを見れば何かわかるかもしれないと思いつきました。
そしてHPを見てみると、やはり「wan life」のボランティアの方々は遠く和歌山から佐賀まで来られ、悲惨な状態にあった犬たちを懸命にレスキューされていました。
こんなに近くにいながら何もしなかった自分を恥ずかしく思いました。
それから「wan life」のHPを読み進めていくと、空前のペットブームの裏側で、こんなにもたくさんの動物が虐待され、劣悪な環境で飼育されていることを知り愕然としました。
こんなことを平然とできる人間の心は、どれだけ病み荒んでいるのだろうか。
そしてこの荒廃した人間社会にあって、私にできることは何だろうか・・・。
様々な負の思いが駆け巡る中、それが人間であろうと犬であろうと、小さな命を守るために、できることから始めていこうと決めました。
「wan life」のHPは http://www.k4.dion.ne.jp/~wanlife/ です。
ぜひご覧になってください。
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